第6回マヒドン大学On-site Laboratoryワークショップが,2023年3月29日(木)12:30(日本時間)より,オンラインにて開催されました。
本学は,国立大学法人構想の柱の1つとして掲げた「柔軟かつダイナミックな体制による知の創造」を実現する取り組みとして,海外の大学や研究機関と共同で現地運営型研究室(On-site Laboratory)を設置しています。地球環境学堂は,2018年からマヒドン大学と共にOn-site Laboratoryプログラムに参入し,“京都大学On-site Laboratory 「Mahidol環境学教育・研究拠点」”の活動を展開してきました。
第6回目となる本ワークショップは本学の地球環境学堂が主催し,新型コロナウイルス感染症の影響により昨年に引き続きオンラインでの開催となったものの,京都大学とマヒドン大学を中心に研究者や学生110名(京都大学48名,マヒドン大学50名,その他12名)が参加しました。
河野泰之 京都大学 副学長による開催の辞から始まり,記念撮影の後,4つの分科会((1) 環境工学,(2)農業とエコシステム,(3) 公衆衛生,(4)化学工学)に分かれ,京都大学およびマヒドン大学双方の研究者から近年の研究成果や教育・研究活動の展開について情報交換が行われました。
その後,Plenary Sessionでは,それぞれの分科会の内容について,各分野のコーディネーターから報告があり,分野を超えての情報共有および意見交換が行われました。また,各分野からは,京都大学とマヒドン大学のダブルディグリープログラムの学生や,共同研究を実施している若手研究者から,研究活動や経験について話題提供が行われました。総括討論では,越後信哉 京都大学大学院地球環境学堂教授が座長をつとめ,今後の研究・教育活動の深化について活発な議論が交わされました。
最後に,Thatchavee Leelawat マヒドン大学 副学長による閉会の辞をもって,ワークショップは閉幕しました。
京都大学とマヒドン大学の共同研究および教育活動に関する活発な情報交換が成されたことはもちろん,研究・教育における協働について様々な可能性が議論され,実りあるワークショップとなりました。京都大学およびマヒドン大学双方の学内における活動は着実に成果をあげており,今後の展開が期待されます。
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