マラウイの季節
アフリカ諸国の多くが、日本とは異なり乾季と雨季、2つの季節を持っています。
マラウイでは例年5月~11月は乾季になり、雨がほとんど降りません。更に、乾季には寒い時期(5月~8月)と暑い時期(9月〜11月)があります。
乾季(5月~11月)
寒い乾季 (5月~8月)
日本の夏である7月・8月はこちらでは冬になります。ムズズでは気温は10度くらいまで下がるため、昼間はコートを着たり、就寝時には毛布を着て寝ます。(日本から持ってきたウルトラライトダウンやヒートテックが役に立ちます。)
ムズズは特に標高が約1200mと高地のためとても寒くなります。一方でマラウイ湖のような一番低いところでは標高約500mほどしかないため冬でも薄い長袖1枚で快適に過ごせます。
暑い乾季(9月~11月)
この時期にはジャカランダが咲きます。美しい紫色の花が咲く様子は日本の桜を思い出させてくれます。他にもブーゲンビリアなど、日本ではあまり見られない花を楽しむことができます。
この時期は雲1つないような青空が広がる一方で、紫外線も特に強いです。常に日焼け止めは欠かせません。
また、乾季というだけありとても乾燥しているため日本の暑さとはまた違います。日本のようなじめじめとした夏ではないので、木陰に入れば意外と快適に過ごせます。ただ、土壌も乾燥するため砂埃が酷く、舗装されていない道が多い農村では砂埃によって草木が茶色になってしまいます。
雨季(12月~4月)
一方で雨季は例年12月頃から4月頃まで続きます。この期間は農家さんは大忙しで、畑を耕し、種を蒔き、収穫まで済ませます。
この時期は雨が降れば少し肌寒く、一方で晴れの日は乾季と変わらず暑いです。
雨季の時期は雨のおかげで草木は青々とし、乾季の時とはまた違った様子を見ることができます。成長したメイズをマラウイ全土で見ることもできます。ただ一方で、昨今の気候変動のためか激しい雷雨になることもあり、大量の雨で道路が流されてしまうこともあります。
また雨季はじまりの時期、現地の言葉でグンピと呼ばれる羽のついたシロアリが大量に発生します。市場ではカラッと揚げたものが人気で、スナック菓子として親しまれています。また、常に肉が買えない人にとっては重要なタンパク源になっています。
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